だから収入の差が聞き始めてそれがもめごとのタネになったりもしたのよ。直接そのことでもめたというんじゃなくて、それが引き金になっていろいろこじれたわけ。でも、この問題も毎日の話合いの積み重ねで改善してきたの」彼女の年収はボーナスを含めて11万ドル。夫は34000ドル、校長になっても五万ドルそこそこだ。女性の社会的地位が上るにつれこうした問題を抱えるカップルも増え、それに対するアドバイスも発行されている。二代以下の若者たちには、どっちが多くとろうと収入が多ければそれだけ豊かな生活ができると割り切り、先にも記したように将来高収入を得る可能性を持った女の子たちに人気が集まってもいる。しかし三代以上のまだ古い残りかすを引きずっている世代には、妻の方が高給取りだと夫が男の意地を貫けず自信を失ったり、ひがんだり、妻は妻で負い目を感じたりして、カウンセリングを受けているカップルも少なくない。カウンセラーは、夫が妻を養うといった古い常識から披け出し、妻の収入が多いおかげで、大きい家にも住め、高級車にも乗れ、休暇には旅行もできるといった利点を考えるよう、そして妻は少なくとも以前と同じだけ家庭にエネルギーを傾けるようにと忠告している。スーザンも公のパーティなど決まった行事以外は、仕事関係のつきあいはせず、プライバシーを守るためもあって車で四分もかかる郊外に住み、家庭人の部分を大切に暮らしている。そうした彼女の努力と毎日の出来事を話し合い、問題があればすぐに解決すべく努める生活パターンが、夫の不満を消し始め、いまは彼も妻を自慢するようになった。やはりコミュニケーションの成果大と評価すべきだろう。彼らは共に四二歳〈中学の同級生)、結婚歴二一年、息子は一歳である。彼は何を考え、何をし、何をしたいのか?知っておきたい男と女のコミュニケーション・ルール。夫が何をしているのか、何を考えているかをロクに知らない妻や、妻が何を考えどう日目を過ごしているのかを知ろうともしない夫たちがいるが、私はよくそれで一緒に暮らせると不思議で仕方がない。私は相手を束縛するつもりはないけれども、彼が何を考え、何をしているか、そして何をしたいのかはいつも熟知していたい。私の考えているととも相手に知っていてもらいたい。だから、私は多くの質問をするし、相手の考えなり行動なりに対して意見があればいい、自分の抱える問題があれば聞いてもらいたいのです。